文化

日照時間はだったの6時間…北欧の極夜の過ごし方inスウェーデン

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北欧の冬と言えばあなたは何を思い浮かべますか?真っ白く雪が積もった街並み、広大な空に浮かぶオーロラ…クリスマスにはサンタクロースが思わず煙突から入ってきそうなほっこりしたイメージをお持ちでしょうか?

スウェーデンの夏至のことについて書いたら記事の中で触れたことがあるのですが、季節によって日照時間が極端に違います。

 

極端な気候の北欧

夏至の頃は日の出が4時ごろから夜10時ごろに日が沈むのですが、北欧の特徴は次の夜明けまで日が完全に沈みきらず、真夜中でも薄っすらと明るいこと。

わかりやすく言うなら夕暮れを過ぎて外で人の顔が辛うじて認識できるぐらいの薄暗さが夜中ずっと続くわけです。これを白夜と言います。

それに対して秋から冬至にかけて夜明けが朝の9時前から午後3時には日が沈んでしまうんです。あんなに明るかった夏とは対照的に辺りがほとんど闇に包まれるのが北欧の秋冬の特徴で、これを極夜と言います。

一番初めにイメージしてもらった北欧の冬は、間違いではないのですが体験して見なければわからないですけれど、想像以上の辛さです。

日照時間が極端に短い冬は、スウェーデン人でも鬱っぽくなるほどですし、よく私も現地の人から「スウェーデンの冬は暗くて辛いから覚悟しておいた方がいいよ」とよく言われるものです。

確かに、過酷なんです。

考えて見てください。日本で北のほうに住んでいない限り、朝起きる時間には辺りははっきりと明るくなってきます。冬至まで時期は夜は日暮れが早いですが、早くても4時から4時半ぐらいですよね。

北欧は朝仕事に行く時間になっても真っ暗で始業時間を過ぎてから明るくなってくる、そして日没は3時より前です。仕事が終わるときにはもう真っ暗です。

さらにいうと、晴れているときはまだマシなんですけどヨーロッパは一旦天気が悪くなると平気で2週間ずっと曇っているときもありますから、たとえ明るい性格の人でも鬱々としてくるに違いありません。

そこで、北欧の人はどうやってこの真っ暗な冬を乗り切っているというのでしょうか?

極夜の楽しみ方

寒くて、暗くて、辛いスウェーデンの乗り切り方は、IKEAに行ったことある方なら無数に店内で見かけているハズです。

IKEAの店内の至る所に感じの良い照明器具や様々な種類のキャンドルを沢山見かけませんでしたか?

私は日本にいる間は、スウェーデンは照明器具がオシャレだな、と軽く流していましたが冬の乗り切り方は「光」がカギとも言えるぐらい大切なものだったんです。

だから尚更北欧の照明器具の多さで暗い長い冬を彼らなりにできるだけ楽しむ知恵の一つが家のインテリアによって暗い中でも日常生活を感じの良いものにするということだということがようやく理解できます。

 

暗くても朝は早起きしよう

ヨーロッパに住んだ人は知っているかもしれませんが、彼らの朝は早いです。始業時間は7時から8時で終業時間が4時ぐらいです。

 

当然みんな早起きをします。更に出勤する前にランニングしている人も多く見かけるのは、早起きすることで冬でも生活リズムが狂わないようにする努力をしているわけなんです。

もう一つスウェーデンでは面白い習慣があって、ある一定の時間になると照明が自動でつくようにスイッチにタイマーを仕掛けます。

(このタイマーをコンセントに差してから照明器具のプラグを繋ぎ時刻を設定します)

一回時間を設定しておけば朝起きる時間に明かりが勝手についたり、夜は家に帰る時間ぐらいに設定しておけば、真っ暗の家に帰らなくて良くなるわけですね。

スウェーデン人のオリジナルの知恵ですね。

日光を浴びるチャンスを逃さない!

スウェーデン人はアウトドアが好きです。

それは一年中通して変わりません。たとえ雨でも雪でも風の日でもそうです。特に冬に晴れていたらそれはチャンスとばかりに沢山の人が散歩に出掛けます。

私は冬の寒い時期は鬱々としていて、たまに晴れている日に外に出て見たら多くの人がランニングや犬の散歩などに出掛けているのを見かけました。

すれ違う人に

「Hej Hej!」(こんにちは)

と挨拶するだけでも気分がスカッと晴れるもんですよ。

寒くても運動を欠かさない

スウェーデンで冬に鬱にならないために大切なものといえば、運動なんですよ。

えっ冬だから寒いし外に出たくないよ〜と思う人はいるかもしれないですが、辛い冬だからこそなんです。

スウェーデンには至る所にスポーツジムがありますし、冬には冬にしか楽しめないウィンタースポーツがとても盛んな国です。

ヨタヨタのおじいちゃんおばあちゃんでも晴れているときはお散歩に出掛けていますし、できる限り体を動かして鬱っぽい気分を晴らすのがスウェーデン流。

家の中ばかりいてカウチポテトも良いですが、それではスウェーデンの長い冬を健康的に過ごす事は出来ませんよね。

スウェーデンに来たからにはスキーや分厚い氷が張った湖でのスケートを体験してみましょう。

「FIKA」で体を温めよう

スウェーデンに来たら「FIKA」(フィカ)と呼ばれる友達や家族とのティーブレイクをお菓子と一緒に楽しみます。

薄暗くなってきたらキャンドルを灯して家の中の暖炉に火を起こせば、それはもうスウェーデンでしか味わえない醍醐味です。

美味しいジンジャークッキーと甘いシナモンロールとコーヒーを友達や家族と暖かい家の中で一度楽しむと病みつきになりますよ。

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