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現地で見たキャッシュレス社会:スウェーデンのお財布事情。【メリットとデメリット】

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スウェーデンのお財布事情を知っていますか?日本の未来もキャッシュレス化へ向けて取り組みはありますが、スウェーデンは私たちの想像をはるかに超えています。

スウェーデンのお財布事情:私の体験談

私が初めてスウェーデンに来た時の事はよく覚えています。

初めて来たときは観光目的だったのですが両替がめんどくさかったのでクレジットカードだけ持参したのは正解でした。なぜかというとスウェーデンはほとんど現金を目にしないからです。

ヨーロッパはクレジットカードや銀行口座から現金が直接引き落とされるデビットカードの使用が一般的です。

16歳から75歳までのオンライン決済の普及率の平均はスウェーデンでは85%、イギリスでは68%さらにEU全体の平均では51%からわかるようにスウェーデンは群を抜いていることが明らかです。

スーパーなどの小売店はもちろん、交通機関のバスやタクシー、航空券もカードでできますし、家賃や光熱費の支払いやレストランでお礼に支払うチップまで現金を使うことはめったにありません。

さらに子供へのお小遣いは、電話番号を通して送金できるスウィッシュという携帯のアプリケーションを使うのが一般的です。

この前も、毎週末私の住む住宅街にアイスクリームの車の移動販売があるのですが、その時も支払いはスウィッシュで現金の出番は訪れませんでした。

私が今まで現金を目にしたのは、友人が息子へプレゼントへ少額のお小遣いの他に、中東系の移民が経営する小売店だけです。

現金を引き出すATMも街に点在していますが、私が日本のVISAカードを使って引き出そうとしましたが2万円ほどしか一気に引き出せませんでした。

現在スウェーデンでは法整備により、店側が現金による支払いを拒否することもできるようになったので、ますますキャッシュレス化が進むと予想されています。

メリット

このようにスウェーデンではキャッシュレス化社会になり、現金の使用率がたった1.7パーセントほどしかありません。

面白い話が銀行に行っても現金を取り扱っていません。ATMで現金を引き出せても、現金を預けられる場所は限定されています。

ここで現金を取り扱わなくなったメリットをご紹介します。

・現金を取り扱わなくなったことで強盗が10年で9割以上減少

・現金の保管コストも削減

これらのことから考えますと、現金の流通が減るということは、通貨そのものを発行するコストや、小売店の人件費のコスト削減にもつながるというワケですね!正直とても感心しています。

というのも、スウェーデンのスーパーマーケットはほとんどセルフレジが設けられていますので、ここでも現金の出番はないのです。

さらにセルフレジの利点も説明しておくことにします。

一般的なヨーロッパのスーパーの買い物の手順

1.買いたいものをカゴにいれる

2.買った物をレジにすべて出し、バーコードを通して決済

3.商品を自分の買い物袋に入れる

 

大きく分けて3回商品を出し入れしなければいけません。でもスウェーデンで買い物した時は商品に触るのはたったの1回になります。

スウェーデンでのセルフレジでの買い物の手順

1.スーパーのスキャナーを手にして買いたい商品をスキャンし、それをそのまま自分のエコバッグにいれる。

 

2.買い物が終わったら店の出口にスキャナーを戻し、カードで決済。そのまま店を出ることができます。

 

IKEAにもセルフレジがあり、自分でスキャナーをもってバッグに入れた商品を自分で支払えますよね。あのスキャナーをそれぞれ持ちまわることによって、いちいちレジで商品を出す手間が省けるだけで時間や人件費の削減にもつながるんですよね。

最後にもう一つ

お金の流れを機械でで可視化することによって、マネーロンダリング防止にもつながる。

 

日本って現金決済が大半ですから、商売をやっているひとがお金をごまかして納税を逃れている人が警察に捕まっていますよね(

ですが、スウェーデンではお金の動きを全てオンラインで視覚化できるので、納税を逃れることはできません。もちろん外国の銀行に送金してマネーロンダリングしようものならすぐばれてしまいますね。

デメリット

日本ではお年寄りは電子マネーを使う人少ないと思います。実際私の母親世代は携帯すら持っていない人は珍しくないですよね。

それと同じようにスウェーデンでは高齢者の世代はいまだに現金主義の人が多く存在します。

さらに銀行口座を持たない難民に関しても同じことが言えます。実際現金を使っている外国人はかなり多数を占めます。

彼らにとって現金は必要不可欠であり、完全にキャッシュレスにはできない事情があるようです。

デメリットをまとめますと

・クレジットカードを持たない外国人が支払いができない

・高齢者、社会的弱者や難民などオンライン決済の支払い手段がない人は生活が難しくなる(ATMの引き出し、振込手数料が高い)

・万が一のハッキングなどの安全面

・お金を可視化できない点で不安

お年よりは特に目に見える現金が強いという考えの人が多いので、納得できる部分もありますね。

しかし、スウェーデンでは現金で生活することはコストがさらにかかるのでこのような人たちはさらに隅に追いやられることになります。

でも全体的に見ると、デメリットよりメリットのほうが大きい事が分かります。

日本の取り組みは?

私の日本のキャッシュレスの取り組みはお隣の中国や韓国に比べても大きく後れを取っている印象があります。

クレジットカードを持つサラリーマンなど中心におサイフケータイなどがあるとはいえ、まだまだ全体的に現金主義ですよね。

私の旦那が日本に来たとき困ったことは、クレジットカードが使えない場所が多数あることでした。

日本円の現金を引き出しても、再両替するのにコストがかかりますし外国人旅行者は困ってしまう点も多くあります。

私が一番困るのは、ネットバンキングから海外の口座へ送金ができないこと!本当に困ります。

発展途上を続けるインドでさえヨーロッパの口座へすぐ振り込みができるのにも関わらず、です。

海外送金できても手数料がぼったくり並みに高いのも不満の一つです。なぜこのような取り組みが大幅に遅れているのは、日本のトップやメガバンクの経営陣の柔軟性のなさでしょうか。

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